3月6日~7日に名護市産業支援センターで開催された電気学会電力技術・電力系統技術・半導体電力変換合同研究会で根岸准教授が口頭発表しました。
講演タイトル:局地客観解析データを用いた風力発電出力の時系列推定手法の精度検証
講演内容:太陽光発電や陸上風力発電の次に導入が期待される再生可能エネルギー電源である洋上風力発電について,あらかじめ発電出力の変動解析や電力需給シミュレーションを用いたアセスメントを行う必要があります。しかし,これまでの風力発電に関する出力変動分析やシミュレーションは既存の陸上風力の実測値をベースとしたものでした。しかし,洋上風力発電は,発電機周辺が平坦で乱流が少ないため,変動特性は必ずしも陸上風力発電のものに一致しないと考えられます。
そこで本発表では,気象庁が出版している局地客観解析データの風速データを用いた風力発電出力の時系列推定手法を提案しました。また,その手法の妥当性を検証するため,現在日本国内に設置されている風力発電を対象にエリア別の総発電出力を推計し精度検証を行った結果について報告しました。